みんな悩む「雨の日の傘をクルマのどこに置くか」問題! 便利アイテムと対策をまとめてみた
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WEB CARTOP より

クルマに乗る際の濡れた傘の扱い方
ドア・トゥ・ドアで移動できるクルマは、雨の日にとっても便利な乗りものですね。でもただひとつ、屋根がない場所で乗り降りするときの傘の出し入れと、その傘を車内でどうすればいいのか。そこだけが問題といえるかもしれません。
ザーザー降りの雨のなかでクルマに乗り込むときには、ドアを身体がサッとすべらせられる程度の最小限の幅だけ開け、なるべく車内に雨が入り込むのを防ぐために、マッハの速さで自分とドアの上の両方を傘が覆うようにずらします。そして右腕で傘を高く上げて固定したまま、身体をサッとシートの上に。
で、ここからが難しいところなのですが、傘を閉じ切るタイミングとドアが締まりきるタイミングが、なるべく同時に近づくように気を配りながら素早く手を動かして傘を引き入れます。
雨は容赦なく隙間から入り込んできますし、濡れた傘からも雫が落ちてしまうので、結局のところまったく濡れないようにするのは無理なのですが、車内に対策をしておくと少しの被害で済ませることは可能です。
たとえば、あらかじめダッシュボードに吸水性のよいマイクロファイバーの大きめのタオルを広げておき、傘をくるくると閉じるときはそのタオルをサッと傘の下にずらして水滴をキャッチ。そうすると洋服が濡れるのを少しは防ぐことができます。防水シートのようなものでもいいのですが、そのシートの上に残った水滴を拭き取らないといけなくなるので、マイクロファイバータオルのほうがおすすめです。
スライドドアの場合は、傘にストラップのようにつけておいた小さなマグネットをピタッとクルマのルーフにくっつけ、傘が固定できるようにしておくと荷物の出し入れや、子どもをチャイルドシートに乗せる間に自分が濡れるのを防いでくれて便利です。
傘の保管場所はどうする?
さてその後、傘はどこに置くのが正解なのでしょうか。ここでは3パターンをピックアップしてみます。
まずは助手席や後席の足もとにそのまま置くパターン。これがいちばん、サッと置けて手離れがいいのでラクだという人も多いのではないでしょうか。でも、デメリットとしてはフロアマットに水滴がどんどん落ちて濡れたり汚れたりしてしまい、そのままにしておくと異臭やカビ発生の原因になってしまうことも。
対策としては、ダッシュボードに用意しておいたタオルでそのままササっと傘全体を拭き取ってから、足もとに置くようにすることや、アウトドアレジャーのときにも便利なラバーマットを足もとに敷いておくことも有効。これなら傘を置くときだけでなく、通常の乗り降りでの汚れも掃除がしやすくなります。雨の日は靴底が汚れやすいので、そのまま乗車するだけでも汚れが気になりますから、梅雨の時期になったらあらかじめ敷いておくというのもひとつの手かもしれません。
ふたつめは、多彩な種類がでている袋タイプの傘ホルダーを使うパターンです。1本用から3〜4本が入るタイプ、折りたたみ傘の収納までできるタイプもあり、一般的には前席のヘッドレストから後ろに下げておくものや助手席などに固定するものが多くなっています。ミニバンのように、センターウォークスルーがあるクルマなら、左右の席の間に傘ホルダーを置いておけば、どちらの席から乗った人も入れやすくて便利です。
3つめは、傘そのものにカップのようなカバーをつけてフックで吊るして置くタイプ。カップは伸縮するようになっており、どのような長さの傘にでもフィットして雨粒をシャットアウト。
車内が濡れないようにカバーしてくれるというわけです。ヘッドレストなどにあらかじめフックを装着しておけば、傘を立てて置くことができて場所をとらないのがいいところ。
また、折りたたみ傘をよく使う人なら、カップホルダーやドアポケットに装着できる、カップタイプの傘ホルダーもあるのでチェックしてみてください。折りたたみ傘をそのまま床に置いておくと、乗り込んできた人に踏まれたり、どこかに転がってしまったりして、いざ使おうと思ったときに壊れていたり見つからなかったりしますよね。傘の指定席を決めておくことも、雨の日を快適に乗り切るための工夫ではないでしょうか。
最後に、雨の日に傘や洋服などを拭いたタオルは、車内のグリップを活用して干しておくとエアコンの風で乾きやすくなり、次に乗り降りするときにも使えるようになります。
ベビーカーのグリップに装着することができる、吊り下げ式のクリップを応用すると便利です。ぜひ試してみてくださいね。くれぐれも、運転中の視界を遮らない場所に干すことも忘れずに。いろんなアイディアで、雨の日のストレスを少しでも取り除きましょう。