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ただ払うだけじゃもったいない! 今から押さえておくべき「自動車税ポイ活術」
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ベストカーWeb より


 自動車税は、ちょっとした工夫で節約できる。なかでも手軽で効果的なのが、クレジットカードやスマホ決済を使った「ポイ活」だ。今のうちからお得な方法を知っておけば、毎年やってくる高額な自動車税にも、少しは前向きな気持ちで対処できるはずだ。

文:鈴木喜生/写真:写真AC

自動車税におけるポイ活の基本



 自動車税とは、毎年4月1日の時点で車両を所有するオーナーに課せられる税金のことで、5月上旬に納付書が届き、5月末が納付期限とされる。納付方法には4種類あり、「現金納付」「口座振替」と、「クレジットカード」「スマートフォン決済アプリ」の活用がある。その支払い方法によってポイント還元の有無、または率が違ってくる。

 「現金納付」とは、金融機関、郵便局、コンビニなどで税金を支払う方法。この場合は原則としてクレジットカードが使えず現金のみとされるため、ポイントは得られない。

 ただし、例外もあり、セブン・イレブンで「nanacoカード」を使えば、間接的にポイントを獲得できる。これに関しては後ほど解説したい。

 「口座振替」は、あらかじめ指定した金融機関の口座から自動的に引き落とされる納付方法であり、一度登録すれば手間がかからず、支払い忘れも発生しないので便利だが、この場合も単にお金が口座から引き落とされるだけなので、なんらお得感は生まれない。

 これに対し、「クレジットカード」や「スマートフォン決済アプリ」を活用すれば、その使用額に応じてポイントが付く可能性があり、また、カードやアプリによってはローン払いやリボ払いにできる可能性もある。

 ただし、ポイントの有無や度合いはカードの種類などによって違うので、あらかじめ確認する必要がある。

●「クレジットカード」で納付する場合

 「クレジットカード」で納付する場合は、まずは「eLTAX」と呼ばれる「地方税お支払いサイト」にアクセスし、トップ画面にある「お支払いサイトでお支払い」へと進む。その画面上で、自宅に届いた納付書に記載されている「eL-QR」コードを読み取らせ、または「eL番号」を入力して、支払方法としてクレジットカードを選択する。

 こうした手続きによってクレジットカード会社が設定したポイントが付く可能性がある。ただし、一部の自治体では「eL-QR」に未対応なので事前に確認したい。

 ここで注意したいのは、「お支払いサイトでお支払い」に進んだ場合に、クレジットカード以外の支払い方法を選択しないこと。

 その他の「インターネットバンキング」「口座振替」「ペイジー(Pay-easy)」などを選択して支払うと、金融機関の口座からの単なる引き落としとなるためポイントは得られない。

 もう1点注意したいのは、クレジットカードを使って納付した場合、税額に応じたシステム利用料が別途かかるということ。

 例えば、1万円以上から2万円未満の自動車税を支払う場合は83円前後、2万円以上から3万未満の自動車税を支払う場合は123円前後の手数料が発生する。一般的なクレジットカードの還元率が0.5~1%であることを考慮すると、獲得ポイントよりもシステム利用料が上回る可能性もある。

eLTAXの詳細はこちら!

●「スマートフォン決済アプリ」で納付する場合

 「スマートフォン決済アプリ」ではシステム利用料はかからない。しかし、税金を支払う場合には、電子マネー決済は基本的にポイント還元や特典の対象外とされる。これはあらゆるアプリに共通した仕様だ。

ただし、「楽天ペイ」では「楽天ポイント」で自動車税を支払うことができ、「au PAY」の場合には、貯まった「Pontaポイント」を「au PAY」残高にチャージ(1P=1円、月上限2万円)して支払いに充当することもできる。

 他のアプリにおいても使用時期によってはポイント還元キャンペーンの対象となることもある。

 「スマートフォン決済アプリ」を活用する場合は、まずは「eLTAX」と呼ばれる「地方税お支払いサイト」にアクセスし、トップ画面にある「スマートフォン決済アプリ一覧」から使用するアプリを選択する。

 その画面上で納付書にある「eL-QR」コードを読み取らせるか、または「eL番号」を入力すれば支払い可能となる。

 2025年9月末時点では「PayPay」「楽天ペイ」「au PAY」「d払い」など29種のアプリが使用可能だ。

電子マネーを利用した裏ワザ



 クレジットカードやスマートフォン決済アプリを使用した際のポイントの有無は、そのツールのサービス内容に依存するが、電子マネーを利用することで間接的にそれらのツールを使用して、結果的にポイントを得ることもできる。

 例えば楽天のサービスを利用する場合には、まずは「楽天カード」から「楽天キャッシュ」に必要額をチャージする。すると、そのチャージをした時点で通常0.5%の楽天ポイントが還元される。

 つまり2万円のチャージなら100ポイントだ。そして「eLTAX」を利用して、楽天キャッシュで自動車税を支払うのだ。楽天の場合は楽天キャッシュへのチャージによるポイント還元キャンペーンを頻繁に行っているので、そのタイミングに合わせれば、さらに獲得ポイントを増やすこともできる。

 また、セブン・イレブンやイトーヨーカドーなどの加盟店で使用できる「nanacoカード」を活用する手もある。

 この場合、まずはセブン・イレブンの店舗レジ、セブン銀行ATM、nanacoチャージ機を利用して、クレジットカード「セブンカード・プラス」から「nanacoカード」にチャージする。

 この時、チャージ200円につき1ポイントを獲得でき、チャージするだけで0.5%のポイント還元も受けられる。そしてチャージ済みの「nanacoカード」によって、セブン・イレブンの店舗レジで自動車税を直接支払う。

納税時期のキャンペーンをチェック



 5月の自動車税の納付時期が近づくと、各社の決済サービスがキャンペーンを展開することが多い。

 過去の例として「au PAYで支払えば抽選で1万名に1000ポイントが当たる」「ファミペイで最大2000円が抽選で当たる」などがある。

 また、「ペイジー」においても「1000名に1万円が当たる」などのキャンペーンを展開した実績がある。

 ペイジーとは、税金や公共料金の支払いができる電子決済サービスで、インターネットバンキング、モバイルバンキング(銀行アプリ)、ペイジー対応ATM(主要銀行、ゆうちょ銀行、コンビニATMなど)からの支払いが可能だ。

「ペイジー」へは前述した「eLTAX」のサイトからもアクセスできる。

ペイジーの詳細はこちら!

番外編・車両の購入時期を調整する

 ポイントを得る方法ではないが、自動車税を抑える方法として有効な手段がもうひとつある。それは車両の購入時期を考慮する方法だ。

 自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点の車両の所有者に対して課税され、その後、翌年3月末までの税金が月割で課税されていく。

 つまり、4月1日をやり過ごし、4月2日に新車を購入すれば、5月から翌年の3月までの11カ月分の課税で済み、結果的に1カ月分の自動車税が安くなる。ちなみに8月2日に購入すれば、9月1日からの税金を支払うことになる。

 軽自動車の場合にはさらにお得感が増す。軽自動車に課税される軽自動車税種別割の場合は、月割ではなく年単位での課税となるため、4月2日に新車を購入すれば、その年度分の税金は納付する必要がなく、翌年度から納付することになるのだ。つまり、ほぼ1年分の税金が安くなる。

 ただし、これらは新車の場合であり、中古車の場合は普通乗用車の自動車税(種別割)も軽自動車税種別割も、その年度の自動車税を日割で計算して清算するのが一般的だ。

滞納すれば“ポイ活”どころじゃない!!



もし自動車税の納付が遅延した場合には、どんなペナルティが課されるのか? 第一に、納付期限後は支払い方法が限定されて面倒になる。コンビニやインターネットでの支払いができなくなり、金融機関や郵便局、各自治体の窓口で、現金支払いのみとなる。

また、遅延金が発生する。納付期限が過ぎてから1カ月以内には年率2.5%の遅延金が発生し、1カ月以上遅れると年率は8.8%に跳ね上がる。ただし、延滞金が1000円未満の場合はその端数は切り捨てとなる。

また、自動車税を滞納している間は車検が受けられなくなり、延滞金が加算された納付書をさらに無視し続ければ、最終的には財産の差し押さえ通知が送付され、給与または銀行口座などの差し押さえが執行されることになる。

 そんな事態に陥らないためにも自動車税は期限内にしっかり払いたい。結果的にはそれが税額をもっとも安く済ませる方法だといえるだろう。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1350838


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