[すげぇ厄介] 洗車してもクルマがすぐ汚れるとか涙!! けどすぐ汚くなるから[後回し]は禁物
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ベストカーWeb より

冬の寒い間は冷たい水仕事を敬遠してしまって洗車が億劫になりがちでしたが、春になると気温も上がって「よーし、今日は晴れたから洗車でもするか〜」と久々の洗車熱がムクムクとわき上がる人も多いことでしょう。しかし、この時期は「春一番」という風物詩があるように強い風が吹く時期でもありますし、大陸の方から黄砂がやってきたりと、「せっかく洗車したのに、うっすらと粉っぽくなってる」なんていう状況もあって、なかなかベストなタイミングが図りづらい時期でもあります。ここでは、この時期の天気や気温、黄砂の状況などを考えて、ベストな洗車のタイミングを探ってみましょう。
文:往 機人/写真:Adobe Stock、ベストカーWeb編集部
気温や水温で見る洗車のタイミング
やはり洗車をするときは水が冷たいと気持ちがなかなか盛り上がらないので、ある程度の気温の高さが欲しいですよね。
春の時期は三寒四温というワードをよく耳にします。これは3日気温が低い日が続いた後に4日暖かい日が続いて、また寒い日が続く、という具合に寒暖の差が現れることを指す言葉です。
時期としては、冬から徐々に温かくなって春に向かっていく2〜3月の傾向とされていますが、昨今の気候変動の影響か、その時期が読み難くなっています。
実際2025年は3月の末でもまだ三寒四温の様子が見られました。その寒暖差が落ち着いて安定するのは3月後半辺りからで、ちょうど桜の開花時期を目安に暖かい日が増えていくイメージです。
諸説ありますが、水が冷たいと感じる温度は20度以下だそうです。学校のプールの最低水温は23度と定められているそうですが、水に浸かるわけではないのでもう少し低くても問題無いでしょう。
10度は飲み水としてもかなり冷たいと感じるので、個人差はありますが、おおよそ14度以上なら水仕事に支障は無いのではないかと思われます。
参考として東京都の水道水の平均温度の推移を見ると、2月が1年で最も低く10.6度、3月は11.2度、そして4月になると一気に上がって14.1度となります。
これくらいなら許容範囲となりそうなので、気温の予想を見ながらタイミングを図るのが良いと思います。
厄介ものには要注意!!
春は季節の変わり目のため、天候が安定しないことが特徴のひとつとされています。“春の嵐”という言葉があるように、突然天候が荒れるということがちょくちょくある時期ですので、しっかり予報をチェックしておかないと、洗車を予定していたのに嵐に見舞われて延期になってしまうということも十分あるでしょう。
あるいは上手いこと洗車はおこなえたのに、2日も経たずに雨に降られて、せっかくキレイに拭き上げたのに台無し、というケースも少なくないでしょう。そして、雨が降らなかったとしても強風が吹き荒れることも多くあります。
その場合に注意したいのは「黄砂」や「花粉」などの粉塵系が降りかかることです。 黄砂は鉱物系の微粒子を多く含むので、うかつに拭き取ると塗装表面を傷めてしまいますし、花粉は長期間放置してしまうと塗装表面を犯してシミを作ってしまうため、けっこうやっかいな存在です。
黄砂は大陸の乾いた大地から巻き上げられた微粒子が偏西風に乗って日本に運ばれてくるものです。そのピークは偏西風の流れが強まる3〜5月とされています。まさに春の風物詩というわけです。
地域によってはクルマの上面が砂で覆われてしまっているショッキングな映像をニュースなどで見掛けますが、少ない地域でも数日放っておくとくすんだ状態になるのはよくあることです。
「どうせまた降ってくるから、この時期の洗車はムダかな」と考えて洗車を控える人も少なくないと思いますが、黄砂には様々な物質が含まれていますので、塗膜への悪影響が心配になりますし、これに雨が重なると一部の物質が活性化してさらに心配が高まることも考えられます。
なのでタイミングを見て、風の少ない晴れた日に洗車をおこなうのが吉でしょう。