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【梅雨ドライブ必読】雨の高速道路で事故率7倍!? 命を守る3つのポイントとは
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ベストカーWeb より


 6月10日(火)に梅雨入りとなった関東甲信地方。梅雨入り早々、大雨の予報が出るなど、今年は雨が多くなりそうだ。そんな雨の日にこそ活躍するクルマなのだが、特に高速道路を走る時に気を付けておかないと重大な事故の原因につながるポイントがある。これからの季節に知っておきたい、雨の日の高速道路の運転の3つのポイントをおさらいしていきたい。

文:ベストカーWeb編集部/アイキャッチ画像:maruri@Adobe Stock/写真:Adobe Stock

雨天時の施設接触事故件数は晴天時の9倍!

 首都高速道路株式会社の調査では、2023年度に発生した1時間当たりの事故件数を天候別にみると、側壁等に衝突する施設接触事故は晴天時が0.14件/時間であるのに対して、雨天時は0.92件/時間と約7倍に達することがわかっている。死傷事故は雨天時のほうが約4倍にもなったそうだ。



 事故形態別では、多い順に追突事故、車両接触、施設接触と並ぶが、雨天時は施設接触事故が14.9%から31.4%と2倍以上にも急増する。

 これは、雨天で路面が濡れている状況でスピードを出したことでスリップしてしまったことが原因と考えられ、当該調査でも雨天時の施設接触事故のうち、60km/h以上での走行時が58.5%と約6割に達している。

 60km/h以上となると、全国のどの高速道路でも同じ危険性があることを示していると言える。



追い越し車線を走行することは極力控える

 高速道路を走っていると、どうしても速度差があるクルマが前にいて、追い越し車線に出たくなる時がある。しかし、雨量が多い時に追い越し車線に出ると、危険なケースがある。それは、中央分離帯近く(車線右側)に水たまりが続く箇所が発生するからだ。

 第一走行車線の左側にも水たまりが発生する可能性はあるが、路側帯があるため追い越し車線よりかは危険性が低い。



 この水たまりは思った以上に深く、右側のタイヤがハイドロプレーニングを起こすことで、車両の姿勢が大きく乱される危険性がある。フルタイム4WDだから大丈夫と過信する人もいるが、タイヤや雨量といった条件次第で、どの駆動方式でも陥る危険性がある。

 大雨の高速道路では、第二走行車線の真ん中を走ることを心がけよう。もし、二車線しかない場合は、走行車線の真ん中を走るように心がけたい。

先行するクルマに近づきすぎない! 車間距離はいつもの2倍でも足りない

 雨量が多くなると、先行するクルマが巻き上げる水で前が見えにくくなる。特に、ダブルタイヤを装着する大型トラックの後ろはひどい。

 天気のいい日に高速道路を走っていると、トラックを風よけに使うために接近して走行するクルマをたまに見かけるが、雨天時に接近して走行するのは正気の沙汰ではない(晴天時だって危険だが)。



 万が一の事態が発生しても、回避できる可能性を残しておくために、晴天時の高速走行時であれば80km/hで80mとされる車間距離を、雨天時は2倍の160m程度は取っておく必要がある。

 晴天時に80km/hでブレーキをかけた場合、停止するまでに必要な距離は約76m(JAFの試験結果から)。路面が濡れていれば、制動距離はさらに伸びる。加えて、視界の悪い状況では、ブレーキを踏むまでに遅れが発生するだろう。80km/hでは、1秒遅れたら22m進むので、正直2倍の車間距離であったtとしてもギリギリの計算となる。

 自分は大丈夫という過信は、自分だけでなく、同乗者や周囲のクルマを危険に巻き込む可能性があること理解してもらいたい。

晴天時では迷惑行為だが、視界不良時は自分の存在をアピールすべし


 少しの雨量であれば前照灯は必要ないだろうと考える人もいるが、雨天時は基本的に前照灯を点灯することを心がけてもらいたい。

 さらに状況が悪化し、前方を走る車両のリアタイヤが巻き上げる水煙によって、車両が視認しにくいと感じた時は、自分よりも後続のクルマも見えていないと考えるべきだ。局所的なゲリラ豪雨などに遭遇すると、このような事態に陥ることがある。



 この場合には、いかに自らの存在をアピールできるかが重要になるため、何でもない時は後続車両からひんしゅくを買うことになるバックフォグを点灯させていることも大切になる。

 前照灯を点灯させることでテールライトも点灯するが、それほど光量がないので、水しぶきがひどい時はほとんど見えない。ブレーキランプが点灯すれば、なんとか見えるということが多いが、前方のクルマが見えにくい状態で頻繁にブレーキランプを点灯されると、後続のドライバーの精神的負担が増えてしまいとっさの判断が遅れる可能性がある。

 大雨で視界が悪化する場合は、速やかに速度を落として、周囲のクルマに自車位置を知らせる努力が必要だ。

 道路上では、自分がよければOKというドライバーは迷惑でしかない。目的地まで安全にたどり着くために、今一度自らの運転を振り返ってもらいたい。


引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1242457


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