「高っ…!」 コインPの「料金トラブル」なぜ起こる? 「最大料金○○円」の罠! 注意点は?
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くるまのニュース より
高額請求されないため事前にチェックするポイントは?
クルマでの観光や駐車場のないお店などに出かけるとき、コインパーキングがあると非常に便利ですが、利用後に想定より高額な料金を請求される事例もときどき発生しています。
では、コインパーキングを利用する際はどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
クルマで移動する場合、目的地付近のコインパーキングに長期間駐車したという人もいるかもしれません。
また都心部では駐車場のない施設や店舗も多く、そのような場所に出かける際はコインパーキングがとてもありがたい存在といえるでしょう。
しかしコインパーキングを利用した人の中には、料金看板の表示が分かりにくかったために、想定以上の高額な料金を請求されて驚愕したという人もいます。
実際、全国の消費生活センターには料金看板の特徴別に以下のような相談が寄せられています。
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【例1】最大料金の適用条件などが小さく書かれており、読みにくいもの
「1日最大500円」と表示され、「最大料金は当日限り」という注意書きが小さく表示されている駐車場を、注意書きを見落として、最大料金の繰り返し適用があるものと誤解して5日利用したところ、2500円ではなく、20000円以上請求された。
【例2】最大料金の適用条件が表示されていないもの
「最大24時間2000円」と表示され、24時間経過後は通常料金が加算されるが、その旨が表示されていない駐車場を、最大料金の繰り返し適用があるものと誤解して3日間利用したところ、6000円ではなく数万円請求された。
【例3】複雑な料金体系が分かりやすく表示されていないもの
20分400円、一日最大料金の設定のある駐車場を、1月1日から同月12日までは一日最大料金の適用がない旨の注意書きを見落とし、最大料金が適用されるものと誤解して2日間利用したところ、5000円程度ではなく、50000円請求された。
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つまり、よくあるパターンとしてはコインパーキングの看板表記が分かりにくく、最大料金が次の日以降も適用されると勘違いしてしまうケースです。
たとえば看板に「24時間最大800円」と記載されていると1日駐車で800円、2日駐車で1600円というように計算してしまいがちです。
しかしこれらの多くはクルマを駐車してから24時間までが800円、それ以降は時間帯に応じた通常料金が加算されていきます。
SNS上においても「最大料金が繰り返し適用されるタイプの駐車場じゃなくて思った以上に料金がかかった」という悲しみの声や「最大料金が適用されるのは『土日祝のみ』と小さく記載されていた」など、コインパーキングの看板表記の分かりにくさを指摘する声が寄せられています。
このような料金トラブルに巻き込まれないためには、やはり料金看板の表記をよく確認することが大切です。
もし最大料金が繰り返し適用されるパーキングであれば「駐車後24時間毎繰り返し適用」といった文言が記載される一方、繰り返し適用でない場合には「入庫から24時間最大料金」「最大料金は1回限り」などと表記されます。
また「当日最大料金1000円」などと表示されている場合は、最大料金がその日限り適用されるという意味であり、日付が変わると通常料金が加算されるため注意が必要です。
さらに、最大料金が適用されるための条件が看板の端の方に非常に小さく記載されており、利用者が見落としやすくなっているケースもあります。
看板の表記を見てよく理解できない場合は、看板の連絡先に問い合わせるか別のコインパーキングを選択することも検討しましょう。
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消費者にとって分かりにくい料金表示は景品表示法に抵触する可能性があり、全国のコインパーキングに対して是正が求められています。
その効果もあってか以前より悪質な看板は減少しているものの、いまだに分かりにくい看板も存在するため、記載内容をよく確認することを心がけましょう。
【画像】「えっ…!」 「230万円」の表示? これが驚きの様子です!
元阪神タイガースの糸井嘉男氏は、2023年4月28日に自身のSNSでコインパーキングの精算機の写真を投稿。そこには「230万7510円」の料金が表示されていたことが話題となりました。
えええええええええっ!!!!???。 pic.twitter.com/I3fIAYV0Nr
— 糸井嘉男(Yoshio Itoi) (@itoi7yoshio) April 27, 2023