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「運転がうまい」ってつまりどういうこと?「速く走る」より千倍大事な運転術
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ベストカーWeb より


 スピード感あふれるコーナリング、針の穴を通すような正確なライントレース、限界領域で姿勢を巧みにコントロールするアクセルワーク──。クルマをまるで自分の手足のように操り、颯爽と駆け抜けていく姿に憧れるドライバーは少なくないのではないと思いますが、公道においては、周囲にとっては危険で迷惑な行為である場合もあります。周囲に危険を感じさせるような運転は、「うまい運転」とはいえないはず。速さよりもはるかに大切な、日常の運転における「運転のうまさ」について考えてみたいと思います。

文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_Rido/写真:Adobe Stock、写真AC

安全運転5則を守らずして「うまい運転」はありえない

 「うまい運転」を目指すまえに、まず考えなければならないのが、クルマを運転するうえで何より重視しなければならないのが「安全」であるということです。「運転」とは、クルマを安全に動かすことであり、安全が確保されない運転操作は、どれだけ操作がうまかったとしても、日常の運転における「うまい運転」にはなりえません。そこで思い出してほしいのが、教習所で習ったはずの「安全運転5則」です。安全運転5則とは、

・安全速度を必ず守る
・カーブの手前でスピードを落とす
・交差点では必ず安全を確かめる
・一時停止で横断歩行者の安全を守る
・飲酒運転は絶対にしない

 の5則のこと。安全に運転する上で欠かせないものであり、すべてのドライバーが絶対に忘れてはならない運転操作における基本の「き」。この5則を守ってはじめて(うまいかどうかはさておき)「運転ができる」ことになると思います。



「うまい運転」には、「見る力」や「気配り」こそがもっとも重要

 クルマを安全に動かす「運転」を、さらに「うまい運転」へと昇華させるには、安全を確保することから一歩進んだ、周囲に危険を感じさせることがない、安心感ある運転を目指すことなのだろうと筆者は考えます。

 たとえば、バックミラーやサイドミラーをこまめに確認し、後続車の速度も察してブレーキを早めにかける、合流は無理に入らないなど、自分だけでなく、周囲のクルマや歩行者などすべての流れを読んで動き、周囲や同乗者に、不安を与えることも迷惑をかけることも、驚かせることもない。これには「見る力」や「気配り」が必要ですが、それができる運転こそが、日常における「運転のうまさ」だと筆者は思うのです。



さらに「じわーっと操作」ができれば「うまい運転」になる!!

 ただ、うまい操作が全く必要ないかというと、そうではありません。特に同乗者に「運転がうまい」と感じてもらうには、ある程度「うまい操作」は必要。

 同乗者がいる場合には、同乗者が、安心してついウトウトしてしまうような運転を目指しましょう。それには、ブレーキペダルもアクセルペダルもステアリングも、じわーっと操作することが必要。じわーっと、少しずつ必要なぶんだけ操作を足していくという運転操作をすることで、クルマは急な動きがなくなり、次の動きを予測することもできるため、安心してクルマに乗っていることができます。

 この「じわーっと操作」をするためには、ドライバーは、自車のすぐ前だけを見ているのではなく、前走車がいる場合は2~3台先を見たり、サイドミラーやバックミラーで左右後方の車両との距離を見るなどして、周囲がこれからどう動くのかを予測する必要があります。周囲のクルマの動きを常に把握しておくことは、急ブレーキや追突、接触のリスクも減らすことができますので、意識するようにしたいところです。





 安全運転5則のうち、特に「安全速度を必ず守る」については軽視されがちですが、規制速度は、その場所で安全が確保できる速度であることに加えて、騒音や振動など、周辺環境にも配慮して決められているものです。「うまい運転」は、周囲の交通だけでなく、周辺環境にも配慮することが必要。速い速度は不安に繋がりますので、同乗者にとっても、迷惑な行為です。

 この「うまい運転」ができれば、事故のリスクを下げることができるばかりでなく、トラブルに巻き込まれることも少なくなるはずです。運転をさらに安全なものにもしてくれる「うまい運転」。ぜひ心がけてみてください。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1262064


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