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「真っ昼間に工事なんかやるから渋滞してんじゃん」なんて怒らないで! 道路工事を昼間や日曜にやるにはワケがあった
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WEB CARTOP より

休日の昼間に道路工事をするのには明確な理由がある


 路面の補修のような道路自体のメンテナンス、水道などの埋設配管の交換などなど道路工事は日々行われている。こうしたインフラというのは、問題が起きてから修理するのでは影響が大きくなりがちで、問題が起きる前に維持管理を実施するのは基本といえる。快適な文明社会を維持するには重要な工事であることはいうまでもない。

 そうはいっても、工事に伴う通行止めや片側交互通行などに出くわすと「交通量の少ない時間帯に工事をしろよ」とイライラして、文句のひとつもいいたくなるものだ。

 しかし、すべての道路工事を夜間に実施するわけにはいかない事情もある。昼間に実施される道路工事には明確な理由がある。



 たとえば、日本には『騒音規制法』や『振動規制法』という法律がある。これにより騒音や振動を伴う作業によって生活環境が脅かされないよう、作業時間帯などが規制されている。具体例をあげると、病院の近隣など1号区域に分類されるエリアにおいては、騒音や振動を伴う作業は7~19時に行うことが規定されている。それ以外のエリアでも22時までには騒音や振動を伴う作業を終えることが、これらの法律で定められている。

 道路使用許可を得て実施される道路工事については、こうした規制の適用から除外されているが、それでも騒音や振動による周辺住民への迷惑を考えると、真夜中に工事を実施するというのは社会的に許されないといえる。そのため、工事により渋滞が避けられないことは承知の上で、交通量の多い昼間に道路工事を実施するケースが出てくるわけだ。



 首都高速の工事実施ポリシーにおいても、『曜日は定めず、工事渋滞が予想されない交通量の少ない時間帯に工事を行うことを基本』としつつ、『大きな音の出る作業は、これまでどおり沿道の皆さまへの配慮から23時までに終了させるため、やむを得ず交通量の多い時間帯に作業を行う』ことがある、としている。

道路工事が道路インフラのトラブルを未然に防いでいる


 阪神高速においても同様で、やはり大きな騒音を伴う工事は周辺住民への配慮から昼間に実施している。それでも昼間の道路工事比率が高いわけではない。若干古いデータで恐縮だが、2011年における阪神高速での工事時間帯は6割以上が夜間であり、昼間の工事は4割弱となっていた。工事による渋滞の発生を減らすために深夜~早朝にかけての工事が基本というスタンスに立っている。



 また、「せっかくの休日に道路工事をしなくてもいいんじゃないの」と指摘する声もあるが、首都高速や阪神高速などは物流の重要ルートであり、平日の道路工事のほうが経済活動への影響が大きい面もある。なにを重視すべきかの意見はわかれるところだろうが、都市高速などにおいては“渋滞の影響が少ない曜日≒休日”となってしまうのも理解できる。

 せっかくの休日にドライブを楽しんでいるとき、工事渋滞にハマってしまえば、気分が下がってしまうのは仕方ないことだ。それでも、騒音問題などから時間帯が制限され、なおかつ物流のスムースさを考慮すると、日曜の昼間が道路工事のベストタイミングになるケースもあるわけだ。



 冒頭でも記したように、こうした工事が道路インフラのトラブルを未然に防いでいる。そう思えば、悪態をつくのではなく、むしろ昼間の工事に感謝すべきなのかもしれない。


引用元:https://www.webcartop.jp/2025/10/1727441/


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