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「使ったことある?」 謎の「+-」表記がハンドルやシフトに存在! 意外と知らない使い方とは
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くるまのニュース より

AT車の「マニュアルモード」はどんなときに使う?


クルマには大きく分けてAT(オートマチック・トランスミッション)車と、MT(マニュアル・トランスミッション)車があり、現在の日本の新車市場では、その約98%がAT車といわれています。
 
AT車のなかには、運転者が自身で素早くシフトチェンジをおこなえるよう「+と-」の表記がついた、「マニュアルモード」が設定されているモデルもありますが、SNSには「マニュアルモードの運転楽しい!」という声も多い一方で、「使ったことがない」という人も見られます。

では、マニュアルモードは、どんな時に利用することが推奨されているのでしょうか。

ラインナップするAT車の多くにマニュアルモードを設定している、マツダの広報担当者は、自社モデルへのマニュアルモードの搭載について、「下り坂でエンジンブレーキを効かせたいシーンや山道等のワインディングロードで加速感を楽しみたい時を想定して設定しています」と話します。

MT車の運転経験がある人はイメージしやすいかもしれませんが、MT車では、アクセルオフの状態で3速や2速にシフトダウンをして、強めのエンジンブレーキをかけることができます。

低速ギアのほうが強めにエンジンブレーキがかかる構造となっているため、AT車の場合でも、マニュアルモードに切り替えて低速ギアにチェンジする、もしくは「S」や「L」や「B」などと表記されているレンジにシフトチェンジすることで、下り坂でフットブレーキを多用せずに速度を落として走行することが可能です。

また、加速と減速の繰り返しが続くワインディングロードなどでは、素早くギアを上げ下げできるマニュアルモードに入れた状態のほうが、よりメリハリのあるドライブを楽しむことができます。


このように、適切な走行状況において、安全かつスムーズなドライビングができることに加え、自身がクルマを操っているという感覚を楽しむことができるという魅力もあることから、マニュアルモードが設定されているAT車が多いといえます。

ちなみに、マニュアルモードへの変更方法、およびマニュアルモード時のシフトチェンジ方法は、メーカーやモデルによっても異なります。

「+と-」でシフトチェンジがおこなえるマニュアルモード付ATが搭載されて話題になったのは、1990年に登場した964型ポルシェ911カレラ2に搭載された「ティプトロニック」です。



国産車では、1994年に登場した三菱「FTO」に「INVECS-II」と呼ばれるマニュアルモードを搭載した4速ATが搭載され、また翌年登場した2代目「ディアマンテ」では5速ATへと進化を遂げています。




マニュアルモードへの変更については、Dレンジから右もしくは左側にシフトレバーをスライドさせてMTレンジ(マニュアルレンジ)にシフトレバーを入れたり、特定のスイッチなどを操作したりする方法が挙げられます。
 
マニュアルモード変更後、多くのAT車では、シフトレバーを奥に押すとシフトアップ、手前に引くとシフトダウンというようにシフトチェンジをおこなうことが可能です。

一方で、マニュアルモード時のシフトチェンジ方法として、奥がシフトダウン、手前がシフトアップといった“逆シフト”が採用されている車両もあります。

この“逆シフト”は「レーシングパターン」とも呼ばれており、後方にGがかかる加速状態では手前にシフトアップ、前方にGがかかる減速/ブレーキング時には前方がシフトダウン、と加減速の身体へのGにかかる方向にシフト方向を指定したもので、その名のとおりレーシングカーなどで多く採用されているパターンです。

市販車でこのパターンを商品ラインナップ全体で採用しているメーカーは、とくに走りを強く意識した車種の多い「BMW」と「マツダ」です。

BMWは「ステップトロニック」、マツダは「アクティブマチック」と登場時に呼ばれたマニュアルモード付ATですが、当初はこの2社も他メーカーと同じく「奥が+シフトアップ」、「手前が-シフトダウン」というパターンでした。

しかしこの2社は奇しくもほぼ同時期、BMWは2002年前後、マツダは初代「アテンザ」が登場した2003年頃に、レーシングパターンと同じシフトアップとダウンを反対にした逆シフト方式へ変更したという経緯があります。



また最近ではシフトノブで操作するだけではなく、ステアリングの左右に装着されているスイッチを操作し、両手を離さずにシフトチェンジできる「パドルシフト」を採用する車種も多くなってきました。

すべてメーカーが同一のシフト操作を採用しているわけではないため、マニュアルモードを使用する際には、事前に操作方法を確認しておくことが重要です。


引用元:https://kuruma-news.jp/post/505023

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