「わっ…ガラスが曇る!」車内の“イヤ~な湿気”どうにかしたい! カビ防止にも効果的な「対処方法」を伝授
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くるまのニュース より
クルマの「湿気対策」基本のイロハとは
夏が近づき、雨や台風の多い季節となりました。このような天候が続くとクルマにも湿気がこもってしまうもの。
もしも車内に湿気がたまると、ガラスの内側がくもったり、車内にカビが生える原因になったりと非常に困った事態になりがちです。
では一体どのような方法を取れば、効果的に車内の湿気を除去することができるのでしょうか。
車内の湿気を減らす際に、まずやるべき基本的な方法として挙げられるのが「換気」です。
オーソドックスな方法ですが、やはり効果は抜群。晴れた日に窓を開けてしっかりと換気し車内を乾燥させることで、湿気を取り除けるうえにカビの発生も防げます。
その際に大切なポイントは、「フロアマット」を取り外して干し、クルマの床面に貼られた「フロアカーペット」もしっかりと乾燥させること。
フロアマットとフロアカーペットの間はとくに風通しが悪く水分が乾き難いため、晴れたタイミングで定期的に干して乾燥させましょう。
また、雨の日であっても車内に湿った空気がとどまり続けないよう、こまめに換気することが重要なのですが、逆に雨が入らないよう注意が必要。そんなときに窓に「ドアバイザー」を装着していると、雨天時でも窓を開けての換気ができるので便利です。
エアコンの「除湿機能」も積極的に活用しよう!
どうしても窓を開けられない状況や、とにかく早く乾燥させたいときには「カーエアコン」を活用することでも車内の湿気を減らすことができます。
実はカーエアコンを作動させると、コンプレッサーが動くと同時に「除湿機能」も働きます。
このカーエアコンによる除湿は非常に効果的ですので、換気だけでは湿度が取り切れない際にはカーエアコンを積極的に利用しましょう。
ただし除湿機能は「A/C」スイッチがOFFに設定されていると作動しません。必ず「A/C」スイッチがONになっていることを確認してください。
その他には、カー用品店などで販売されている自動車用の「除湿剤」を利用するのもひとつの方法です
。
他の手段と違い、誰も乗っていない駐車時でも車内の湿気を吸収してくれるため、車内に湿気がこもってカビが繁殖するのを防いでくれるのです。
上記の方法を全て併用すると、以下のようになります。
【1】走行時には、こまめに換気とカーエアコンを使い分けて無駄なく除湿する。
【2】駐車時にはカビの対策として除湿剤を使用する。
【3】晴れた日には窓を開けて換気しつつ、フロアマットを干して、しっかりと車内を乾燥させる。
これら3つの方法を適切に活用することで、上手に車内の除湿を除去できるでしょう。
※ ※ ※
ちなみに、除湿機能で取り上げたカーエアコンですが、カーエアコンの内部にもカビが発生することがあります。
そしてカビが増殖した状態でカーエアコンを動かすと、車内にカビが噴射されて嫌なにおいが広がったり、他の場所にまでカビが生える原因になります。
これを防ぐには、定期的な「エアコンフィルター」の交換に加えて「エアコン内部のクリーニング」も行っておくと安心です。