「もう花粉が飛んでる!」 イヤ~な“花粉”…クルマでの対策どうしてる? エアコンは「内気」と「外気」で大違い!
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くるまのニュース より
花粉対策は「車内に◯◯を持ち込まない」工夫が大事!
日本気象協会は2024年2月13日、九州や西日本においてすでに「スギ花粉」の飛散が始まっていると発表し、また東京都も同日に、都内でスギ花粉の飛散が2月9日時点で確認された旨を報告。
2月下旬には、都内における花粉飛散のピークを迎えるとみられています。
このような花粉が多く舞うシーズンは、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった「花粉症」に悩まされる人にとって非常につらい時期ですが、ではカーライフを快適に過ごすために可能な花粉対策には、一体どんなものが挙げられるのでしょうか。
実はこの花粉、クルマにとっても厄介な存在で、クルマのボディに付着して“汚れ”になるだけでなく、車内に入り込んでしまえば花粉症のドライバーや同乗者に激しいアレルギー反応が発生。ひどいときには運転自体にも支障が出るおそれがあります。
そんな事態を防ぐには、クルマに花粉を持ち込まないための対策が大事です。
まず手軽にできる基本的な花粉対策としては、クルマに乗る前に“服に付着した花粉”を手で払って落とすこと。
しかし、払うために服を擦りすぎるのは静電気が発生するのでNGです。こうなると逆に花粉を引き寄せてしまい、本末転倒なことになりかねません。
そのためにも静電気が発生しない「粘着クリーナー」や「衣料用のブラシ」を併用し、クルマに乗る前には丁寧に花粉を取り除くと良いでしょう。
また、走行中にも花粉を車内に入れないための工夫が存在します。
カーエアコンは「内気循環」「外気導入」どっちが正解?
まだ気温の寒い日が続くこの時期、とくに夜間や明け方などは「カーエアコン」を使用する人が多いと思われますが、では花粉を防ぐためにはエアコンを「内気循環」と「外気導入」どちらに設定するべきなのでしょうか。
実はよくある勘違いのひとつとして「外気導入は車内に花粉を取り込む」という思い込みがありますが、自動車販売店のスタッフによると、実際には内気循環の方が車内に滞留してしまう花粉が多くなるといいます。
なぜなら、最近の自動車に採用される「エアコンフィルター」は非常に高性能となっており、花粉やウイルスまで“ろ過”する優れた防塵機能を有しているものが多数。くわえて脱臭機能も備えているフィルターまで存在します。
そのためカーエアコンを使う場合には花粉をろ過するフィルターを介し、正常化された空気を車内に取り込んでくれる外気導入にした方が安心だというのです。
その上で、空気の悪いトンネルなどを通る際には内気循環に切り替えるなど、2つの循環方法を効果的に使い分けると、より快適なカーライフが送れます。
また、車内を水拭きで掃除することも有効な対策のひとつ。
インパネやダッシュボードの上、シートの座面と背面も、花粉を溜め込みやすい注意すべき箇所ですので、定期的に固く絞った雑巾などで拭き上げれば花粉が除去され、アレルギー反応の発症を抑えることが可能です。
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先述したカーエアコンのフィルターですが、長く使用していると花粉のみならずカビやホコリなどの異物をろ過し蓄えている場合もあります。
フィルターは車種によってはDIYでの交換も可能なパーツで、価格も数千円程度と手軽なものが大半。
もし1年以上クリーニングや新品交換していない場合は、この機会に交換ないし洗浄することで効果的な花粉対策となり、快適なカーライフを過ごすことができるでしょう。