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「ノンフリート」「等級引き継ぎ」「ノーカウント事故」って何? 任意保険の謎用語5つを解説

WEB CARTOP より

フリートは10台以上の車両で自動車保険に加入している契約者


 自動車保険は大きく二種類ある。ひとつが、加入が義務付けられている「自賠責保険」で、もうひとつは一般に「任意保険」などと呼ばれるものだ。
前者は対人に関する最低限の補償を行うための保険で、後者は自賠責保険でカバーできない部分をリスクヘッジするために各々が加入する保険となっている。

 文字どおり任意で加入する保険なだけに、その補償範囲は固定されていない。
大まかな設定はあるが、多種多様な契約内容から契約者自身が選択して保険を組み立てていくのが任意保険の基本となっている。
とはいえ、保険や補償というのは日常生活ではあまり意識することはないだろう。
多くの一般人にとって、その専門用語は謎だらけだ。

 たとえば「ノンフリート等級」という言葉がある。

 ノンフリートを文字どおりに理解すると「フリートではない」ということだ。
フリートユーザーというのは、運送会社などの企業や、多くの車両を保有する官公庁のことで、フリート契約者というのは10台以上の車両で自動車保険に加入している契約者のことを指す。
つまり、ノンフリートというのは9台以下の自動車で任意保険に加入している契約者のことで、いわゆる一般ユーザーのことだ。


 そうした契約体系において保険料金に大きく影響するのが“等級”で、基本的に新規契約の場合6等級からはじまり、保険を利用しないで契約を更新していくと等級がどんどんあがり、それにともない割引率が高まる。
逆に、事故を起こすなどして保険を利用すると等級が下がり、保険料金は割増されていくという仕組みだ。
なお、ノンフリート等級は最高20等級まであり、そこから先はどんなに安全運転で保険による支払いがなくても割引が増えることはない。

 逆に言えば、交通事故を起こして対人・対物の補償をした場合や、自損事故の自車を修理するのに車両保険を利用した場合は等級が下がり、翌年以降の自動車保険料が上がることになる。
ただし、条件次第では保険を利用していても等級に影響しないケースもある。

 それがノーカウント事故と呼ばれるもので、具体的には「搭乗者傷害保険」、「人身傷害補償保険」、「無保険車事故傷害保険」、「ファミリーバイク特約」のみを利用した場合にはノンフリート等級に影響しないのだ。
ここでも耳慣れない言葉が並んだと感じるかもしれないが、ほかに火災、台風、いたずらなど不可抗力な被害を車両保険で補償する場合は等級がワンランクダウンで済むというものだ。
ちなみに、通常の事故などで任意保険を利用した場合は、3等級ダウンが基本で、それだけ保険料金が上がってしまうのだ。

事故有係数の適用期間は最大6年


 しかも事故を起こした場合は等級ダウンだけでは済まない。
ここで覚えておきたいのが「事故有係数適用期間」という用語だ。
じつは同じ等級であっても事故有と無事故では割増引率が異なる。
たとえば、15等級だった人が事故を起こして保険を利用すると翌年から12等級の事故有扱いとなる。
そうなると11等級で保険を利用しなかった人の12等級・無事故よりも保険料金は高くなるという仕組みだ。
そうして割増される期間のことを事故有係数適用期間という。

 事故の規模などにより事故有係数の適用期間は最大6年となる。つまり、一回任意保険を使ってしまうとしばらく保険料金は高くなってしまうのだった。

 それでも補償や修理費を考えると保険を利用するほうが現実的なケースが多い。
ただし「免責金額」を設定している場合は、しっかりと見積りをとって検討したほうがいい。
免責というのは保険で補償しないという意味で、一般に免責金額というのは車両保険において、一定の金額まではユーザーが負担するという内容を指す。

 たとえば免責5万円という契約で、修理に50万円かかったとすれば、保険会社が45万円、ユーザーが5万円を修理工場に支払うことになる。
なぜ、免責金額の設定があるのかといえば、これを設定することで保険料金を安くできるからだ。
前述したように等級がダウンすることを考えると軽微な修理については保険を利用しないほうがユーザーにメリットがある。
車両保険については免責金額を設定している人は多いのではないだろうか。

 というわけで、今回は保険料金に多大なる影響を持った等級に関する用語を中心に紹介したが、最後に等級を高くできるお得な制度があることをお伝えしよう。
それが「等級の引き継ぎ」だ。

 任意保険というのは車両と契約者がセットになっているものだが、契約者がクルマを買い替えた場合は、それまでの等級は引き継げる。ここまでは知られているだろうが、仮にクルマを持たない空白期間があったとしても、中断証明書を取得しておけば再びクルマを所有するようになったときに以前の等級を引き継ぐことができる(最長10年)。

 さらに裏技といえるのが、ノンフリート等級は家族に引き継げる。
引き継げるのは、同居していて「6親等内の血族、または3親等内の姻族」という条件はあるが、たとえば子どもが免許を取りたてのときに親から20等級を引き継げば、同年代で初めて保険に入る人よりもだいぶ自動車保険の支払い負担を減らすことができるのだ。

引用元:https://www.webcartop.jp/2021/11/805875/